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中期経営方針

サンコール株式会社は更なる「企業価値の向上」を目指し、2019年度~2021年度の3ヵ年を対象とした新中期経営計画「GLOBAL GROWTH PLAN 2021」(GGP21)を策定致しましたことをお知らせ致します。

1. 中期経営計画策定の背景

当社事業は自動車関連事業と電子情報通信関連事業に区分され、自動車関連事業は連結売上高の約70%、電子情報通信関連事業は連結売上高の約30%を占めています。自動車業界は100年に一度の大きな変革期を迎えていると認識しており、電動化やコネクティッド化の流れがさらに加速するとともに、自動運転技術の進歩や異業種の参入等、市場の関係性が大きく転換する可能性が見込まれます。また、日進月歩の技術革新が進む電子情報通信関連分野においても、新たな技術の潮流を捉えたより柔軟な事業展開が求められています。

こうした事業環境の変化を踏まえ、持続的成長可能かつ強固な事業ポートフォリオの確立を加速すべく、新中期経営計画GGP21を策定致しました。

2. GGP21の概要

新中期経営計画の基本方針は、持続的成長を可能とする事業ポートフォリオ確立に向けた実効的な投資戦略の加速です。この実現にあたり、「コア事業」「高成長事業」「次世代主力事業」それぞれの事業における事業機会および成長分野を的確に見極め、資本コストを意識した実効性の高い投資を実施するとともに、これまでの先行投資分野の確実な収益化を図ってまいります。


重点戦略

① コア事業における高需要分野への継続投資(自動車分野)

コア事業の大勢を占める自動車分野においては、中国などを中心にEVの普及が進むとみられるものの、航続距離や充電インフラ等、未だ技術的な課題が多く残されています。現実的な解として今後十数年にわたりHVやPHV等の内燃機関搭載車が牽引すると予想されます。当社の主力事業であるエンジンやミッション系精密機能部品の需要は依然高いことが想定されるとともに、安全性へのニーズの高まりにより需要が増加しているシートベルト事業等、高需要分野を的確に捉えて継続的に投資を実施していく方針です。

② 成長性の高い分野への経営資源の投入(電子情報通信分野)

近年、クラウドコンピューティングの目覚ましい成長によりデータの保存量は年20%近い勢いで増加することが見込まれており、データセンターではニアラインドライブと呼ばれる大容量ハードディスクドライブ(HDD)の需要が高まっています。当社のHDD用サスペンションはニアラインドライブ向けに特化しており、顧客需要への確実な対応に向けて市場動向を注視しながら経営資源を集中してまいります。

③ 次世代主力事業の育成と深耕(自動車電動化対応、医療・介護分野)

自動車業界においては当面内燃機関搭載車の優位が続くと想定されるものの、電動化の流れや将来的なEVやFCVの普及を想定し、技術潮流を踏まえた製品の開発と市場投入を開始しています。大電流バスバーやシャントセンサーをはじめとする電動化関連製品を次世代主力事業として育成すべく、さらなる開発体制の強化とグローバルでの量産展開を目指します。また医療・介護分野においては前年度に歩行訓練支援を目的とする人体装着型機器「KAI-R」(カイアール)の販売を開始しました。この拡販を進めるとともに産業用等多様な用途への展開を見据えた開発を進めており、次世代主力事業の確立に向けた取り組みを加速しています。

財務戦略

④ 新規事業・投資案件の基準適正化

重点戦略①~③を推進していくにあたり、顧客需要や成長性の的確な見極めと、明確な投資判断基準の構築が重要になると認識しています。事業や地域ごとに定めたハードルレート、NPV(正味現在価値)、IRR(内部収益率)等の観点から、資本コストを意識した投資判断をこれまで以上に徹底することにより、資本コストの水準を安定的に上回るROEの確保・向上を目指してまいります。

3. 中期経営計画定量目標

※経営管理指標
売上高500億円超
営業利益率6.5%
資本コスト水準を安定的に上回るROEの確保・向上
株主還元 25億円まで配当性向30%、25億円超40%、配当下限20円
(前中計 25億円まで配当性向25%、25億円超35%、配当下限18円)

※売上高、営業利益(計画)

売上高(計画)

営業利益(計画)